【実験結果で確認】布マスクは効果無い?│新型コロナウイルス対策

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政府が1世帯あたり2枚の布マスクを配布決定

政府は新型コロナウイルスの感染拡大対策としてマスクの量産体制を検討してきた。電気メーカーのシャープがマスクを生産するなど、月に6億枚を超える供給を実施。先行して医療機関や高齢者施設へ配布する予定だ。さらに、今後は月7億枚を超えるマスクの供給を考えている模様。

※画像:首相官邸HPより

安倍総理も着用しているこのマスクは、布製のマスクであり、使い捨てではなく洗剤で洗って再度使うことができるマスクとなっている。品切れの続くマスクに対して対応するため、こうした再利用可能であるマスクを一世帯当たり2枚配布することとしたのだ。配布の時期は再来週(4/12の週予定)から配布開始を予定しており、感染者数の多い都道府県から順次配布をする予定となっている。

 

布マスクとは何か

布マスクとは、ガーゼを重ねる事により構成されたマスクのことであり、ガーゼを重ねることで作られているのでメッシュ構造となっているものである。

一般的なのは、使い捨て型の「不織布マスク」

文字通り「織っていない布」のこと。繊維あるいは糸などを織ったりせず、熱的、機械的、化学的作用により繊維を接着またはからみ合わせた薄いシート状の布のことをいいます。粒子捕集性や通気性に優れることからマスクのフィルタ部に使われたり、紙おむつや生理用品などに幅広く使われています。

※一般社団法人 日本衛生材料工業連合HPより

一般的なマスクはそれ自体が素材となっており、ガーゼの様に繊維を織った作ったタイプではなく、使い捨てタイプのマスクによく利用されている素材である。

研究結果から、布マスクは予防効果が期待できない可能性。

東京都環境科学研究所の報告書によると、ガーゼマスクについての粒子の捕集効率の検証において、ガーゼを10枚重ねた場合でも15%程度しか補修効率がないことが明らかになったとのこと。待機中の85%の粒子はガーゼの繊維を通過してしまうことになり、ガーゼマスクの衛生学的な効果は十分でないと結論が出されたと発表している。

また、さらには聖路加国際大学の大西教授准教授によっても布マスクに感染予防効果は期待できないと話がなされている。布マスクとの間に何かを挟むというアイデアもあるが顔との間に隙間ができてしまうため効果は限定的だと言う。※東京都環境科学研究所の報告に関しては、2ナノマイクロメートルの粒子を前提に検証されている。ここは後ほど、コロナウイルスの大きさなどと比較して検証してみよう。



WHOも推奨していない布マスク・・・

さらに 、WHO では、新型コロナウイルスの拡大期における布マスクの使用については、「いかなる状況においても勧めない」と助言がなされている。確かに、日本でのいくつかの研究結果によっても予防効果が少ない点が指摘されているのが現状である。次はコロナウイルスの大きさについて見てみよう。本当にマスクの間を通してしまうのか?

新型コロナウイルスの大きさは?

新型コロナウイルスは、「飛沫感染」「エアゾル感染」により感染することが判明している。注目すべきはその「飛沫」の大きさであり、当然咳をした時に吐き出される飛沫には大小様々なサイズがある事が想定できるだろう。東京都環境科学研究所の検証では2ナノマイクロメートルの粒子を前提に検証されているが、飛沫においては大小様々な飛沫の中で、1ナノマイクロメートルの飛沫も存在する様なので、布マスクを通り抜ける事が想定されるだろう。



布マスクのメリットは?

感染原因となる飛沫については、小さい粒子となる飛沫がある一方で、当然大きな粒子の飛沫もある事を忘れてはいけない。大きな粒子については、自身が発した飛沫についてはマスク内で留まる事、一方で相手方からの飛沫であっても大きい粒子の飛沫は防げるはずだ。高機能なマスクではないとて、マスク不足の現状を考えれば「しないより、した方が良い」のである。ある程度の感染予防になる事は間違いないので、何度も再利用できる布マスクは現下の状況を鑑みれば、国民の安心に少しでも寄与するだろう。たった2枚の配布に批判的な人も多い様子だが、一刻も早く国民に届けたいという政府の意向も少しは監事ても良いのではないだろうか。

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