

私は転職を2回経験していますが、1回目の転職では入社してすぐに
「あ、合わないかも・・・」という感覚に陥りました。
今回は、そんな入社後間もなく辞めたいと感じた僕の心境について書きたいと思います。
僕が伝えたいことは、「この会社、合わない」と思った「原因」を徹底的に分析する事!
でないと、辞めてもまた同じことの繰り返しになります。
せっかく苦労して転職を決めて喜んだのも束の間。・・・ん?なんだか会社の雰囲気が自分に合わないかも・・・?前の会社の方が条件よかったんじゃ・・・?やっぱりこの会社を選んだのは間違えだったのでは・・・?メンバーと相性が合わなかったり、上手くいかなかったりすると、ザワザワとそんな気持ちが湧いてきたという人も多いのではないでしょうか。転職経験者からそんな人へのアドバイスをお届けします。
実際どうだった?転職経験者が語る中途入社社員の気持ちの変化。


うんうん、私も同じ気持ち!という方は多いハズ。
中途入社初日
内定が決まり、不安の中にも期待が満ち溢れた様な心境で気合を入れて初日の出社の朝を迎える。準備はバッチリ。意気揚々と本社へ向かう。初日に会社役員から辞令を受け取る人も多いだろう。上司となる人も現れ、役職者への挨拶回り、そして配属先の事業所であいさつ。初日は挨拶ばかりでクタクタ。夜はきっと歓迎会が行われ、就職できた喜びとともに、他の家に嫁に出された様な、何とも言えない不安感を覚える人も多いだろう。これからこの人たちと一緒に過ごすんだ・・・と。
中途入社1~2週目
最初の一週間はPCの設定や事務用品の準備、各種人事への届け出であっという間に過ぎ去るだろう。そしてここで重要なのは配属先の社員の「名前を覚える」事。最初の1週間は上司も慣れてもらう事を第一に考えているだろう。なのでまずは一刻も早く名前を覚える事に注力しよう。2~3週間経ってから名前を呼び間違えたりする訳にはいかないからね。ここでオススメな作業は「とにかく電話に出る」事。同業種ならもちろんだが、異業種への転職の場合でも「電話口の企業名・担当者名」を聞いて取り次ぐ事は問題なく出来るはずだ。そしてその際に事務所の社員の名前を呼ぶ。「●●さん!○○から電話です!」これをくり返す事で社員の名前や取引先の業者名などを覚えるスピードが上がり、積極的に電話に出る新人という事で社内からも一目置かれる事だろう。ぜひ実践してみて欲しい。
中途入社3週目
事務所の雰囲気にも慣れてきて、周りの社員とも少しづつ打ち解けてくる頃だろう。緊張感も解け、いよいよ仕事に対して集中できてくる時期だと思います。
中途入社4~5週目
自分の経験で補えない部分や、経験で何とかなるぞ・・・という部分が自分の中で理解し始める時期。同時に自分の適正に合っている仕事なのか、少しづつ自分の中で検証し始める事だろう。
中途入社6~7週目
周りの社員の実力を少しづつ理解出来てくる。社内での位置付けや人間性も少しづつ感じ始める時期だろう。適正についても引き続き自問自答。早い人はこのあたりで、この会社で将来やっていけるか、適正上見切りをつけるか、判断する人も多いと思われる(自己経験+転職エージェントの経験談も交え)
中途入社8週目
少しづつ仕事を任される事が増えてくる。ここで「やりがい」を感じられ無ければかなり危険。自分に合った仕事・会社なのだろうかと悩み始め、もう一度転職サイトに登録し直した方が良いのではないだろうかと思い始める。
中途入社9~10週目
入社から2カ月を過ぎ、社員の人となり、仕事内容、社風など一通り理解し始める。8週目付近で違和感を感じた人は恐らくこのあたりでもう一度転職サイトに登録し直し、お世話になった転職エージェントに相談を始める人も居るだろう。
以上の様な流れで悩んでいる人は多いのではないだろうか。
このまま違和感を抱えたまま働くのは精神衛生上よろしくない。そんなあなたに処方箋をお送りしましょう。
この会社合わないかも?と思ったら、「原因」を確認しよう。
人が合わない
同じ事務所の「あの人」と合わない!そう感じている人は一度冷静になりましょう。どれだけ企業研究をして入社しても、「クセのある人」は1人や2人必ず存在するものです。「あの人」の為に会社を辞める必要はありません。なぜなら他の会社にまた転職しても解決できるとは限らない問題だからです。そして安心してください。あなたが常識ある人であれば、恐らく周りの人も同じことを思っている事でしょう。「あの人はちょっと接しにくい」と。今のコンプライアンス重視の時代は協調性の無い人は必要とされません。日大アメフト部やボクシング協会のニュースを見てもお分かりのとおり。身勝手な行動は現代においてはタブーなのです。そうした人がいるのなら、いずれ居なくなる可能性は高いでしょう。なかなか動きが無ければ自分から企業ホットラインへ連絡しても構いません。自分が辞める必要はないのです。
社風が合わない
社風とは、木々でいうところの「根」の部分だと思っています。恐らく社風はあなたの会社でも当面変わる可能性は少ないでしょう。高度成長期に根付いた社風はそう簡単に変わりません。団塊の世代に育てられたその下の世代(40代くらい)から育てられた30代世代へと、その社風は受け継がれています。20代のあなたの世代でようやく変わるかもしれませんが、長い時間を掛けて気づいてきた「社風」に違和感があるのなら、再転職を決断しても良いかもしれません。
聞いていた条件と違う
本来はこの様なことがあってはなりません。給与が違うとなれば大問題ですが、恐らく違和感を感じている人は残業時間や有休の取りやすさ、休日出勤の頻度などについてでしょう。それは、人事側が入社してほしいがために誇張して話していたりする場合もありますので、入社前に言われた事は、今、覚えている範囲でメモにしておきましょう。後々再転職となった場合の退職理由となり得ます。人事側の責任を問うカードにもなるでしょう。聞いていた話と違うのであれば、あなたのタイミングで退職を申し出ても人事側は何も言えないでしょう。
業務内容が合わない。やりがいがない
未経験の業種・職種にチャレンジして、自分の適正と合わなかったというケースはかなり多いのではないでしょうか。この場合は難しい判断を迫られます。やりがい以外の条件には満足しているという場合はこのまま今の会社を続けることもアリではないでしょうか。再転職するのに労力もかかりますし、やりがいを満たしたはいいが、今度は条件が悪かったりと、転職は100%満足する企業を見つけて就職に漕ぎ付けるのは至難の業と言えましょう。妥協が出来る範囲であれば一度冷静になる事をオススメします。
以上、転職した人が必ず陥るであろう不安と対応策をまとめてみました。ご参考になさってください。
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