妊婦は使えない!アビガンの副作用を調べてみた│新型コロナウイルス対策

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アビガンとは

アビガンとは、変異型の新型インフルエンザウイルスが発生した場合に現行の抗インフルエンザ薬が聞かない場合、また新しいウイルスがパンデミックを起こした場合に備え、富山大学医学部教授の白木教授と、富士フィルムホールディングス傘下である富山化学工業株式会社が共同で開発し、2014年に承認された薬である。

以下の通り、使用する事ができるのは、「国が必要と判断した場合」に投与が検討される薬と定義されている。そして、厚生労働大臣からの要請を受けて製造販売を行うルールとなっている、いわば、緊急事態に備えた薬と言えるのではないだろうか。

1.本剤は、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分な新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症が発生し、本剤を当該インフルエンザウイルスの対策に使用すると国が判断した場合にのみ、患者への投与が検討される医薬品である。本剤の使用に際しては、国が示す当該インフルエンザウイルスへの対策の情報を含め、最新の情報を随時参照し、適切な患者に対して使用すること。
2.本剤は細菌感染症には効果がない(「2.重要な基本的注意」の項参照)。
3.小児等に対する投与経験はない(「7.小児等への投与」の項参照)。

※富士フィルム富山化学工業株式会社HPより

安倍首相が新型コロナへの治療薬として正式承認表面

そして、先日、新型コロナウイルスの治療薬としていくつか候補に挙がった薬の中から、このアビガンが正式に治療薬として承認をされ、利用に向けて「治験」を開始したの報道がなされた。

 

アビガンを使ってはいけない人

アビガンを使ってはならない人として、主に「妊娠または妊娠している可能性のある婦人」「本剤の成分に対し過敏症の歴のある患者また投与は慎重に行うこととされているもの」「通風又は痛風の歴のある患者」および「高尿酸血症のある患者」とされている。理由としては、動物実験による出産への影響や奇形などが生じてしまった事。また、痛風または痛風の歴のある患者および血中の尿酸値が上昇している方については、血中尿酸値が上昇し症状が悪化するおそれがあるとのこと。



アビガンの副作用

重大な副作用副作用には「異常行動」というのが挙げられている。インフルエンザ薬「タミフル」を利用して異常行動を起こしてしまった事例はニュースなどでよく耳にするが、その因果関係は不明だが、インフルエンザ疾患時には転落等に至るおそれのある異常行動や急に走り出したり、徘徊するなどが現れることがある様である。

また、ナフィラキシーショック」「肺炎」「劇症肝炎肝機能障害」「黄疸」「中毒性表皮壊死融解症」「皮膚粘膜眼症候群」「急性腎障害白血球減」「少好中球減」「少血小板減少」「精神神経症状(意識障害や幻覚妄想など)」「出血性大腸炎」これらは他の現行抗インフルエンザウイルス薬使用時ににおいて重大な副作用の発現が報告されていることから、アビガンの副作用としても同様に記載されている。



高齢者への投与

高齢者への投与については、臨床試験では高齢者の患者数が少ないので、単純な比較はできないとされた前提において、65歳以上(高齢者)への副作用発現率は非高齢者と比べて高くなることはなかったと、アビガンの説明書に記載されている。

※副作用・禁忌等については重要事項となるので、必ず以下リンク先の富山化学株式会社HPにてご確認ください。

医療関係者向け情報 入口 | 富士フイルム富山化学株式会社
富士フイルム富山化学株式会社の医療関係者向け製品情報についてご紹介します。

 

3月31日アビガンの第Ⅲ相治験がスタート

3月31日、富士フイルムよるプレスリリースがなされ、第Ⅲ相の治験を開始したとの発表がなされた。

富士フイルム富山化学株式会社(本社:東京都中央区/社長:岡田 淳二、以下 富士フイルム富山化学)は、このたび、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の患者を対象とした抗インフルエンザウイルス薬「アビガン®錠」(一般名:ファビピラビル)(以下、「アビガン」)の国内臨床第Ⅲ相試験を開始しましたので、お知らせします。 ※富士フイルムHPより

さらに、この第Ⅲ相治験より、実際に新型コロナウイルスの感染者に対し投与し、検証を進めていくようだ。

富士フイルム富山化学は、今回の国内臨床第Ⅲ相試験で、COVID-19患者を対象に「アビガン」投与時の治療効果と安全性を確認していきます。 ※富士フイルムHPより

アビガンのメカニズム

アビガンの効果はウイルスの「RNAポリメラーゼ」を阻害する事で増殖を防ぐ効果があるとの事。RNAポリメラーゼとは、端的に言うとDNAをコピーする為の物質であるが、この活動を阻害する事で増殖を防ぐ効果があるとの事。

※画像:富士フイルムHPより



 

アビガンの流通体制

厚生労働省の資料によると、アビガンの流通体制は以下の通りとなっており、使用した実績・データをフィードバックする体制となっているようだ。

※画像:厚生労働省HPより

アビガンはいつ頃利用できるようになるのか?

治験の目標数をクリアして安全性が確認された段階で承認される模様。日経バイオテクの取材によると、目標治験数は96例であり、スムーズに進めば6月末には治験が完了するのではないかとの予測もある。一刻も早く重症患者に対して利用できる薬と証明できることを祈るばかりである。

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