森まさこ議員のブライダル補助金とは?政策内容と目的がおかしいのではないか。

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ブライダル補助金とは?森まさこ議員による少子化対策

経済産業省が発表している所謂ブライダル補助金の事業目的

正式名称は、「特定生活関連サービスインバウンド需要創出促進・基盤強化事業」との事。

この時点で正直分かりにくいです。
ブライダル補助金という俗称が出てきたのは混乱を招くだけではないかと思います。
詳細は下記。

【事業目的(経済産業省HPより)】

ブライダル産業といった生活関連サービス業において、新型コロナウイルスを機に国内の事業環境が変化している。本補助金は、補助事業者が実施する特定生活関連サービス業のインバウンド需要獲得に向けたビジネスモデルの構築等を行う事業に要する経費の一部を助成し、関連サービス業の持続的発展を支援することを目的とする。

なるほど。コロナによって需要が減った業界であるブライダル業界にインバウンド需要を流し込むための一つの策の様だ。だが、ブライダル補助金と俗称?をつけている点が誤解を招くのではないだろうか。また名目は生活サービス全般としながらも、ブライダル業界に特定している点がブライダル業界との癒着、票集めにつながっていると思われても仕方のない点だろう。



実際どれくらいの予算になるのか?

プレゼン資料を見たところ、最大300社に対して最大500万円上限となる模様。
300×500万=MAX15億円の様ですね。

ブライダル補助金が少子化対策になるのか?

補助金利用に際しては事業プラン計画の提出が必要なようです。その中には、インバウンド需要創出効果についてや、「少子化に対する効果」という項目があります。事業者が考えて提出⇒事務局側が承認というフローのようですが。下記説明文にある通り「説明できれば問題ない」といったユルユルな印象を受けます。そもそも、これは最初の事業目的の説明にあったように、少子化対策ではなくインバウンド需要の掘り起こしが主な意図ではないかと思われます。

ブライダル補助金は本当に少子化対策につながるのか?

こちらは事業計画書の参考の様です。



僕が違和感を感じたのは、参考例に「少子化対策への効果」が記載されていない事。あくまでインバウンド需要取り込みの効果についてしか書かれていません。

森まさこ議員がブライダル補助金でX(ツイッター)炎上している理由について

冒頭の森まさこ議員のツイート画像にあるように、「私が会長を務める自民党少子化対策議連の要望により新設されたブライダル補助金」と画像タイトルをつけている点。本当に政策内容を理解しているならば、このタイトルをつける事、ツイートの誤解を招くような内容、神経大丈夫?と思ってしまいます。



 

私の見落としがあれば申し訳ないのだが、正直、政策内容(インバウンド需要の取り込み)と、政策要望を出した少子化対策議連の目的(少子化対策)とが合致していない気がしてならないし、目的と効果をあいまいにして進めて税金が使われるという点に腹が立ってしまいます。
そもそも「議連」という組織は「少子化対策」を目的と指定はずなのに、政策の目的は「ブライダル業界のインバウンド需要喚起のための補助金」であり、海外の方の結婚式を日本で挙げることにより、日本の少子化はどのように改善されるのか。今の政策内容で行くのであればそこが論点な気がしますが、このまま説明なく進めるつもりなのでしょうか?
「海外の方の結婚式を日本で挙げる事によりブライダル業者の売り上げが回復するので、日本の少子化が改善されます」という方程式になっていると思いますが、
それは本当に成り立つのでしょうか。
成り立つ理由をしっかりと説明してください。
「議連の要望が叶い新設されたブライダル補助金」と明確にツイート記載しているのであれば、議連はどのように考えているのか説明してください。
本当に癒着・業界の票集めと思われても仕方がないと思います。多くの人は「ブライダル補助金」という点だけで炎上していると思いますが、実際内容を見ても炎上確実かと思います。(個人的意見です)

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