台風2号の影響で、西日本から東日本の広い範囲で大雨が降り続いています。JR西日本やJR東海などの鉄道会社は、2日の昼頃から夜にかけて、京阪神や北陸、中央線などの主要路線で運転見合わせや遅れ、計画運休を実施しています。これにより、帰宅難民となった人たちが多く見られます。
京都駅では、琵琶湖線やJR京都線などが運転見合わせとなり、ホームには長蛇の列ができました。一部の列車は運行していますが、混雑が激しく、乗車するのも困難な状況です。駅員は、乗客に注意喚起を行っていますが、不安やイライラが募る人も少なくありません。「こんなに雨が降るとは思わなかった。早く帰りたい」と話す女性(30代)や、「仕事を早めに切り上げてきたけど、意味がなかった。ホテルに泊まるしかないかな」と嘆く男性(40代)などがいました。
大阪駅でも、JR神戸線や大阪環状線などが運転見合わせとなり、多くの人が足止めされています。駅構内には、時刻表を確認する人やスマートフォンで情報を集める人であふれています。一方で、タクシーやバスに乗り換えようとする人も多く、駅前の道路は渋滞しています。「こんな日に限って車を置いてきちゃった。タクシーも捕まらないし、どうしよう」と困惑する女性(20代)や、「バスも時間通りに来ないし、歩いて帰るしかないか」と覚悟する男性(50代)などがいました。
台風2号は3日にかけて日本列島を通過する見込みで、引き続き大雨や強風に警戒が必要です。鉄道会社は、最新の運行情報を発表していますので、ご利用の際はご確認ください。
帰宅困難者の厳しい状況

コメント